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【ポケモンアルセウス】空から落ちてきたうろんな奴は試験に合格できなければ野垂れ死に#3【プレイ日記】

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前回のあらすじ

ラベン博士に連れられコトブキムラにやってきた、“空から落ちてきた人”こと主人公。
調査隊員として働けば衣食住を提供してもらえると知り、安堵したのも束の間。調査隊の隊長シマボシは、「素性の知れない人間をおいそれと雇うわけにはいかない」と入団試験を課してきます。試験に合格できなければムラを追い出されてしまう……失敗できない緊迫感を抱きながら、主人公は相棒のモクローとともに、試験の舞台となる黒曜の原野へと赴くのでした。

黒曜の原野、ベースキャンプにて

黒曜の原野のベースキャンプに到着しました。

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仮眠できそうな場所、大きなチェスト、謎の工具セットなど、任務に必要なものが揃っていてザ・ベースキャンプって感じですね。MHを思い出します。鍋が置かれた石組みの焚き火はBotWみを感じます。

ここで改めて、試験の内容を確認します。
試験合格のための条件は、ここ黒曜の原野にて、ビッパ・ムックル・コリンクの3匹を捕獲すること。
もし捕獲することができなければ、試験は不合格。空から落ちてきたうろんな役立たずはムラを追い出されます。
何も持たない15歳の少女が、人間に襲いかかってくる怪生物たちがうじゃうじゃ生息する大自然でサバイバル生活していくのは厳しいと言わざるを得ません。試験の不合格は、すなわち死を意味する、ということを念頭に置いて臨む必要があります。

気を引き締めているところ、ラベン博士がやってきました。博士がここへやって来ることは予定外だったようで、テルは驚いた様子。博士は眉尻を下げて腕を組み、「確認する。あの者になにかあればあなたが責任をとるのですね」と、シマボシ隊長に圧をかけられ、ここへ来たことを明かしました。……もしかして隊長、すさまじく遠回しな言い方でラベン博士に「あなたも手伝いに行きなさい」と言ってくれた、ということなのでしょうか。

「厳しいですね……、博士になにができるのかと」とさりげなく博士をディスるテルくん。年齢的にはテルくんの方が下でしょうが、立場的には同僚と変わらないのかもしれません。
そんなテルの言葉を特に気にする様子もなく、「ボクがなにかをする必要はありません。実力は本物ですから」とこちらもさりげなく自分は手伝いませんと放り投げてきやがりました。

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それを聞いたテルは、「おれ……、責任重大だな」と意味深な笑顔を見せます。
……え!? やっぱり黒幕に「殺せ」って言われていたり……は、しないと思いますが、テルもまたプレッシャーを感じているようです。テルは「なにかあれば助けよ」とシマボシ隊長に言われた上で主人公とともに送り出されています。「なにかあれば責任をとる」のは、博士だけでなくテルにも適用されるのだと察したのでしょうね。シマボシ隊長、表情と言葉は厳しいですが、主人公の境遇に一定の理解を示してくれているように感じます。

入団試験、開始

博士に手を振り、いよいよ主人公の入団試験が始まりました。
ここからフィールドで自由に操作できるようになります。試験のサポートはテルがしっかり担ってくれます。

最初に捕獲するポケモンはビッパ。

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ビッパは温厚なのであまり逃げたりはしない、とのこと。チュートリアルにはもってこいのポケモンですね。
……でも、それがちゃんとわかっているなら、少なくともビッパの捕獲は容易いのでは? 最初の3匹を捕まえただけでやたらと感心されたのは、どうにも違和感を感じてしまいますね。

こちらを見つけるなり首を傾げて見上げてくるビッパ。とびきり愛らしいです。

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もちろんさっくり捕まえて、次へ。

次のターゲットはムックルです。

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ムックルはすぐ逃げるポケモンなのだそうです。草むらでしゃがめば気づかれないので、そこから狙えばいいとのこと。……しっかり特性把握してるのに本当に捕まえられないのでしょうか、調査隊員さんたち。

普通に歩いて近付いて行くとムックルの上に「・・・」と吹き出しが出てきます。BotWでもこちらの物音に気がついた敵の上に「?」が表示されたりしましたね。おそらくそれと同じ状態でしょう。

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こちらも問題なく捕獲できました。

次で最後ですね。

ここで、コリンク捕獲へ進む前に、テルくんがZRで投げるもののカテゴリを切り替える方法を教えてくれます。
ポケモンを捕獲するために投げるアイテムのモンスターボールと、ポケモンが入っているポケモンボール、どちらを投げるかをXボタンで切り替えられます。

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投げ方はどちらも同じ。ZRを押して構え、離して投げる、です。
木や岩に向かって投げると、きのみなどを採ってくれるとのことなので、さっそくやってみます。

モクローのポケモンボールを木に投げつけると、モクローが出てきて木に向かってなにがしかのわざ(たぶん「かぜおこし」)を繰り出しました。

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その衝撃で「オレンのみ」が落ちてきます。いつものポケモンでは、実のなる木から主人公が自らむしり採っていたのに、今回は相棒が協力してくれるんですね。
終わった後に「とったよ!」と言わんばかりに主人公の方へ向き直るのがたまらんかわいいです。(主人公もにこっとする。)

「木や岩に」と言っていたので、近くの岩にもやってみました。……が、モクローがぴょこんと出てきただけで何も起こらず。

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これは壊せる岩ではなかったのでしょうか。もしくは今のモクローでは壊せないのかも。(いわくだきが必要?)
それにしても、話すとかできるんですね、かわいいです。なでたりエサをあげたりはできないのでしょうか。

さて。
かわいい相棒に癒されたところで、入団試験最後のコリンク捕獲に挑みます。

コリンクが見える位置までやってくると、「コリンクは気性が荒いのがわかるか?」とテルに聞かれました。
うーん、「きょうーん!」と鳴いていて、ただただ可愛いなという感想しか浮かびませんでしたが、近付いてみるとまた印象が変わるかもしれませんね。

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コリンクのように気性の荒いポケモンはボールをはじいてしまうのだそうです。そういうポケモンを捕まえるには、「勝負をしかけるんだ!」とテルは言います。

本作にもしっかり野生のポケモンバトルが存在しました。
モンスターボールではなく、ポケモンボールを投げつけることで、ポケモンバトルの画面に切り替わります。
従来の、ポケモンを弱らせてからボールを投げる、が今作でも必要になるんですね。

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Xボタンによる切り替えはこのバトル画面でも有効でした。アイテム選択画面に移らずともボールを投げられるのはすごく便利で良いですね。

コリンクも無事捕獲完了。
試験の目的は達成……これすなわち、クリアした、と判断して差し支えないでしょうか。

口をぽかんと開けて本当に驚いている様子のテルとともに、ベースキャンプまで戻ります。

待っていた博士は「おめでとう!」と喜んでくれました。
そして「すべてのポケモンにであえの第一歩です、記念に一枚撮りましょう!」と写真を撮ってくれることに。

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電気があるっぽいのでそこまで驚きませんが、この時代にもカメラがあるようです。というか、みんなで撮るのではなく主人公一人で撮るんですね。この写真が後々どこかに出てきたりするのでしょうか。

さあ、コトブキムラに戻ってシマボシ隊長に報告しましょう。

ギンガ団の調査隊員になった日

シマボシ隊長に報告すると、相変わらずの仏頂面でしたが、祝福してくれました。
「異端なキミを試すため、無理難題をだしたのにこなすとはな」と、同時に感心したことも伝えてくれます。

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これで晴れて調査隊の一員となりました。ムラを追い出されずに済みますね。一安心です。
調査隊の制服を手渡され、調査隊としての最初の任務を仰せ付かりました。
それは、調査隊の制服に着替え、“団長”に挨拶をすること。

ギンガ団が運営する調査隊の隊長がシマボシさんなら、当然その上、ギンガ団のボスたる団長が存在しますよね。

いったん昨日一時的な寝床として貸し与えてもらった宿舎に向かい、着替えます。

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ついにパッケージに描かれた主人公と同じ服装になりました。しかし髪型はそのままなんですね。パッケージなどでは手ぬぐいのようなものをかぶっていたはずですが、もしやあれは選ばなかった場合に登場する同僚のみなのでしょうか。
まあそんなことはさておき、戻ります。

再びギンガ団本部の建物にやってくると、「調査隊の制服だと、仲間!って感じがするよな」と、テルが笑顔で迎えてくれました。
続いてシマボシ隊長もやってきます。宿舎を今後も使って良いと正式に許可をいただけました。さらに、「こちらも使え」と、つい先程気にしていた手ぬぐいもくれました。

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アサガオ柄の手ぬぐい、かわいいですね。
パッケージの主人公と同じ格好になったところで、団長に挨拶をしに行きます。
団長室はギンガ団本部の3階。豪華な造りの階段を駆け上がります。

団長室の扉は開け放たれていました。立派な書斎机の前に、恰幅の良い男性が仁王立ちしています。
特徴のある髭と眉毛……ナナカマド博士のご先祖さまですね。デンボクさんと言うそうです。

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名乗ったかと思うと、デンボク氏、急に腰を落として両手を広げ、「どれほどのものか確かめさせてもらうぞ!」と臨戦体勢に。なんだポケモンバトルか?とプレイヤーの方も身構えましたが……、相撲だったようです。かるーく投げ飛ばされました。

おい、相手は女子だぞ? 相撲は女人禁制ではないのか? 時代を先取りしたSDGsの取り組みですかコノヤロー。

団長は人のことを投げ飛ばした挙句、「空から落ちてきたおまえを不気味だと思う者もいるだろう!人によっては災いを招くものと考える迷信深い者もいるやもしれぬ!」と、あたかも大衆の総意であるかのように主人公のことを「面妖なヤツ」呼ばわりしてきます。なんだこの人。
ちょいとばかしむかっぱらが立ちましたが、これからお世話になる組織のボスです。おとなしくしておきます。

おとなしくしていた甲斐あってか、団長に「ギンガ団の仕事に忠勤し、ポケモン図鑑を完成させよ!ポケモンとは恐ろしい生き物。心して調査にはげめ!」と激励の言葉をかけていただけました。
無事、ギンガ団の団長にも認めてもらえたようです。

ギンガ団員ランクとクラフトとポケモン図鑑

最初の任務をこなしたことをシマボシ隊長に報告にいきました。
シマボシ隊長は、ギンガ団員には「ランク」があることを教えてくれます。

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入ったばかりの主人公のランクは「ゼロボシ」。
ランクを上げるには、調査隊員として活躍する……すなわち、ポケモン図鑑の完成度を上げればいいようです。

さらにここで「クラフト」が解禁。
クラフトはマイクラでお馴染み、あつ森ではDIYとして親しまれている物作り機能ですね。
ついにポケモンにも導入されましたか。

モンスターボールのレシピと材料費3000円をもらったので、さっそく試しに行くことに。
クラフトは、コトブキムラのクラフト屋の前や、ベースキャンプにも置かれていたクラフト台を利用して行うことができるみたいです。

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あつ森のDIYのような演出は特になく、モンハンの調合のようにさらっとできました。

モンスターボールを買わなくても良いなんて、最高ですね。
しかし、お金の稼ぎ方が不明です。今のところトレーナー戦はウォロとの一戦しかありませんし、勝った後に賞金ももらえなかったので、モンハンのように調査クエストをこなして報酬をもらうような形になるのでしょうか。

クラフトのやり方も学んだところで、ついに、ラベン博士から本作のポケモン図鑑をもらいます。

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「キミのために用意したものです!『すべてのポケモンとであえ』という使命を果たすのに役立ててください」と手渡されたのは、紙をまとめた冊子、ですね。新しいポケモンを報告するたびに、博士が手動でページを増やしていくそうです。そのあたりはめっちゃアナログ。
スマホにちっとも驚かなかったので、パソコンを見たことがありそうだなと思っていたのですが、さすがに持ち運べるレベルにはなっていないようですね。

新しいポケモンと出会うたびに、分厚く、重くなっていくポケモン図鑑。なんだかいいですね。すごく愛着がわきそうです。図鑑が完成する頃には、きっと宝物のようになっているのでしょうね。

ところで、このポケモン図鑑には各ポケモンのページに「図鑑タスク」なるものが記されています。

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「図鑑完成のためには図鑑タスクもこなさないとな」と言うテルくん。
これは恐ろしいやり込み要素の予感……!

図鑑タスクの詳しい説明は、黒曜の原野にて行うとのこと。
変わらず陽気なラベン博士と、大型新人の加入に奮い立つテルとともに、再び黒曜の原野のベースキャンプに向かいます。今回は、空から落ちてきたうろんな奴ではなく、ギンガ団の調査隊員として。

【つづく……】

さいごに

入団試験は、野生のポケモンチュートリアルでしたね。
本作の野生のポケモンには、ビッパのように逃げることも襲ってくることもしない穏やかなポケモンと、ムックルのように気配に気付くと逃げ出す臆病なポケモン、そしてコリンクのように襲いかかってくる気性の荒いポケモンの、3つのタイプが存在するみたいです。
草むらをガサガサ歩くと飛び出してきて戦闘画面に入る従来のポケモンとは全く異なり、自然……というのでしょうか。本当にそこで“生きている”って感じがしますね。