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【モンハンライズ】竜滅の刃? “もののけ感”溢れる忍の里のモンスターハンター【レビュー】

2021/04/03

モンハン最新作がスイッチに登場!一狩り行こうぜ!

タイトル:モンスターハンターライズ
ハード :Nintendo Switch
発売日 :2021年3月26日(金)
価格  :7,990円+税

モンハン最新作が、スイッチにきたーーーっ!!

デラックスエディションを予約ダウンロードし、発売日当日から始めて、エンドロールを見るところまでいったので、ここまでプレイして感じたことなども含めて、『モンハンライズ』をご紹介したいと思います。

先にさっくりお伝えしておくと、本作はMHWの便利さを引き継ぎつつ、ロードが改善され、ハードが Nintendo Switch ということもあって、とても遊びやすい『モンスターハンター』だと思います。
ただ、世界観が和風で独特、さらに「翔蟲」「操竜」「百竜夜行」という決して避けては通れない新要素が追加されているので、好き嫌いが分かれそうそうだな、という印象です。

ちなみに、管理人のモンハン事情をお伝えしておくと、アクションは好きだけど得意ではないエンジョイ勢で、使う武器は主に、太刀、大剣、操虫棍、弓です。初めてプレイしたのはPSPの2ndでした。そこからドハマりしてシリーズはほぼプレイ済みです。特に遊んだのは2ndG、tri、3rd、world。世界観と音楽は3rdが一番好きでした。

『モンスターハンター』ってどんなゲーム? どんな人におすすめ?

ざっくり言うと、モンスターを狩猟するアクションゲームです。
俗に言う「狩りゲー」と呼ばれるもので、『モンスターハンター』がこのジャンルを確立したと言っても過言ではありません。他には『ゴッドイーター』『討鬼伝』『ソウルサクリファイス』などがあります。

プレイヤーはハンターとして、武器や防具を整え、モンスターの狩猟に挑みます。
基本的な流れは、(1)モンスターを狩猟、(2)モンスターから素材を集める、(3)素材でより強い武器や防具を作成、(4)より強いモンスターを狩猟……となります。

モンスターハンター未プレイの人には……

モンスターを狩ること自体が目的のゲームなので、「重厚なストーリーを楽しみたい」など、ストーリー重視な場合にはおすすめできません。一応物語はありますが、おまけ程度となっています。
また、思いっきりアクションゲームなので、アクションが嫌いな方や、Aボタン連打でどうにかなる系アクションを求めている場合にもちょっとおすすめしづらいです。せいぜいXA同時押しやらZR→A程度のものではありますが、ボタンコマンドで技をキメて戦います。

逆に「アクションが好き!」「狩りゲーが好き!」という方は、ぜひ遊んでみてほしいです。
しっかりマルチプレイにも対応しているので家族や友達とワイワイ楽しみたい人にもおすすめです。

ただ、今回は要素がいくつか増えたためか、基本的な説明が少なく、モンハン初心者にイマイチ優しくないところがあるので、自発的に調べたり試してみたりが嫌いだと「え、どうしたらいいの?」と思っている間にモンスターにぶっとばされて、イラッとしてしまうかもしれません。とはいえ、初っ端からやられてしまうほど厳しくはないですし、取り返しのつかない要素もないので、そこまで心配する必要もないと思います。

モンスターハンタープレイ済みの人には……

冒頭で少し触れましたが、本作はモンスターハンターワールドの快適要素が引き継がれています。
「エリア移動」の概念がなくなり完全シームレス。ペイントボールは消え去り、どこにどのモンスターがいるのかマップを見れば一目瞭然。ベースキャンプで装備もアイテムも整えられますし、ネコ飯も食べることができます。
ピッケルも虫あみも釣り餌も砥石も持っていく必要がなくなり、数も無限に。
さらに、本作では「ホットドリンク」「クーラードリンク」が廃止され、モンスターが捕獲可能かどうかもマークが付いてわかるようになりました。「オトモガルク」のおかげでスタミナ消費なしで走り続けることもできるようになり、とにかく便利です。(2ndからプレイしている身としてはちょっぴり寂しいです。)
ハンターはモンスターとのバトルに注力してくれ!という感じですね。

そして、本作最大の特徴は「翔蟲」と「操竜」、そして「百竜夜行」ですね。
ここが好き嫌いの分かれるポイントだと思います。これらについて、詳しくは後述します。

新要素を受け入れられるかどうかはさておき、携帯ゲーム機でいつでもどこでも一狩り行きたい!という場合は、モンハンライズ大変おすすめです。
前作MHWのロードの長さが気になった方や、受付嬢が受け入れられなかった方にも、ぜひ遊んでただきたいです。さすがにPS4には劣りますが十分綺麗です。この画質で、このロード時間の短さは「すごい」としか言いようがありません。

逆に、据え置きでやりたくて、なんかちょっと変わった娘が相棒となってやたらと関わってくることに抵抗がない場合には、『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の方をおすすめします。

『モンスターハンターライズ』の特徴

世界観と拠点の舞台

本作『モンスターハンターライズ』で、プレイヤーであるハンターさんが生活の拠点とするのは、風光明媚な「カムラの里」。全体的に和風で、ところどころ『ゲゲゲの鬼太郎』や『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』を彷彿とさせる“もののけ感”を漂わせてきます。

今回新登場のモンスターも、日本の“妖怪”がモチーフと思われるものとなっており、今までのモンハンと比べるとだいぶ異質ではありますが、演出にも凝っていて雰囲気は抜群です。

そして、モンスターハンターにしては珍しいと言いますか、ストーリーズを除くとシリーズ初かもしれないのですが、この拠点で生活を営む、いわゆるモブキャラクターたち一人一人に名前が付いています。(ワールドまでは「村長」とか「陽気な商人」とかその程度でした。)しかもきっちり声優さんが声を入れてくれていて、「やあ」とか「おお」とか以外にも、一言二言ではありますが結構しゃべります。
ハンターさん自身もかなりしゃべります。それもそのはず。プレイヤーの分身となるハンターさんは、このカムラの里で生まれ育った身の上で、ハンターさん自身も含め、しっかり人間関係が構築されているんです。

ちなみに、前作の受付嬢ほど関わってくるキャラはいません。
狩場についてくるのも、基本的にはオトモのみです。

オトモガルクとフクズク

本作では、新たなオトモに「ガルク」、ペットに「フクズク」が登場します。

ガルクもアイルー同様、モンスターとの戦闘に参加してくれます。
素材採取やぶんどり(モンスターの素材剥ぎ取り)はできませんが、ハンターさんを乗せてフィールドを走ってくれます。これにより、スタミナなしで走り続けることができるようになりました。

フクズクは、フクロウのようなミミズクのような可愛い鳥(おそらく猛禽類)です。
ペットとしてハンターさんを癒してくれます。今まではその癒しポジションにミニブタのプーギーがいたのですが、本作では今のところ出会えていません。(いないのかも?)

翔蟲(かけりむし)

『モンスターハンターライズ』のアクションの要が、この「翔蟲」です。
非常に融通のきくゼルダの伝説でお馴染みフックショット、もしくは、空中にもくっつけてぶら下がることができるスパイダーマンの糸、のようなものです。
これにより、今までは到底登ることのできなかった崖を超えられたり、瞬時にモンスターに近付いたり、逆に離れたりすることができます。
また、武器それぞれに翔蟲を使った技が追加されており、カウンターを決めたり、モンスターの上を取れたりと、アクションの幅がさらに広がります。

武器の扱い方よりも早くこの翔蟲の使い方を教えられて、なんかコマンド増えて難しくなったぞ……と最初は身構えてしまうかもしれないのですが、慣れてくるとこれがもう超楽しい!
崖登りもいちいちツタを探して登らなくていいので本当に楽です。

壁を走る様はまさにジャパニーズ・ニンジャ!
ハンターさん、だいぶ超人的だと思っていましたが、忍の人なら納得です。

操竜

こちらもライズの目玉アクションの一つ。
モンスターにまたがり、操縦することができます。

基本的には、大型モンスター同士で縄張り争いを始めた時にどちらかに乗ることができます。
モンスターを操って技をキメるのはなかなか爽快。さすがにいつまでも乗っていられるわけではなく、時間制限はありますが、当然ハンターが殴るよりも大ダメージを与えられるので、これにより結構さっくり狩れたりします。
操竜でモンスターを攻撃すると「落とし物」がバンバン落ちて地面がキラッキラになるのも気持ちがいいポイントです。

百竜夜行

「百竜夜行」とは、モンハンシリーズではお馴染みの“砦戦”です。
砦の耐久力が0になる前に、砦を破壊しようと襲撃してくるモンスターを、バリスタや大砲や撃龍槍などの設備を用いて撃退する、防衛系クエストですね。
今までは、ラオシャンロン、ナバルデウス、ゾラマグダラオスなどなど、超巨大なモンスターを退ける戦いでしたが、本作では大型モンスターたちが次々押し寄せてくるタワーディフェンス系のクエストとなっています。

これがかなり好き嫌いが分かれる要素かなと思います。
管理人は、過去作の砦戦も防衛系ミッションもタワーディフェンス系ゲームも得意ではないので、「百竜夜行」がちょっと苦手です。
とはいえ、そこまで難しいわけではないですし、負けたところでデメリットもありません。
バリスタや撃龍槍を使える連続狩猟クエストくらいに考えておくといいかもです。

気になる点

フィールドの高低差

ワールドよりはだいぶマシですが、フィールドには高低差があるためにマップが煩雑です。
ターゲットモンスターや目的の素材採取場所なんかもマップに表示されるのですが、「マップ上の表示ではこのあたりのはずなのにそんなものない(いない)」……というようなことが多々あります。
翔蟲を使わないと絶対に登れないような場所もあるので、ワールドよりも前の、ツタで登り降りするしかなかったエリアに慣れているハンターさんほど戸惑いそうだなと感じました。

モンスター逃げ過ぎ問題

今回はやたらとモンスターが逃げます。
ワールドでもまだピンピンしているのに1回〜2回くらい逃げて追ってを繰り返していましたが、ライズでは2回〜3回、へたしたら5回くらい逃げます。ちょっと逃げすぎだと思います。
マップに表示されるのでどこに行けばいいのかはわかりますが、いちいち戦闘を中断させられるのはちょっぴりうっとうしいです。すごく強いモンスター相手で、体制を立て直すタイミングがほしい!という時にはありがたくもあるんですが、翔蟲も使えますしモドリ玉もあるので離脱は自力でやれます。
前述のフィールド高低差問題もあり、マップを把握していないうちは、「あれ、どうやってそこに行くの?」とか「ここにいるはずなのにいない!」みたいな事態に陥りがちです。

ややボリューム不足

本作、ボリュームがやや控えめに感じます。
無料のアップデートが予定されているようなので、MHW同様、追加ダウンロードコンテンツ前提のボリュームになっているのだと思います。
モンスターハンターに慣れている人や効率重視の方は、本当に1日であっさりエンドロールを見るところまでいけちゃうと思います。
最近のゲームの定番で、「クリア後からが本番」が本作にも当てはまり、エンドロール後もさらなるクエストが出てきますが、それでも「え、もうエンディング?」と拍子抜けしてしまうかもしれません。

まとめ

気になる点はありますし、新要素の「翔蟲」「操竜」「百竜夜行」で好き嫌いが分かれるとは思いますが、やっぱりとても面白いです。
ワールドからの快適要素が引き継がれ、ロードも短くなり、いつでもどこでもプレイできるので、『モンスターハンター』がお好きな方には、ぜひともプレイしていただきたいです。
ちょっと自分で調べたり試したりは必要ですが、過去作と比べると難易度的には易しめなので、モンハン初心者の方にもおすすめです。

さいごに

やっぱりモンハンは楽しい!!
和風な雰囲気も好きですし、翔蟲アクションも操竜も楽しいです。慣れてくるとクセになってきちゃいます。
百竜夜行もなんやかんや慣れてきますし、報酬オイシイんですよね。
そしてなにより、ガルクとフクズクが本当に可愛いです。最高です。この子たちは切実に次回作以降も引き継いで欲しいです。

新モンスターたちについても、それぞれ個性があって、妖怪モチーフなのも個人的には結構好きでした。
新装備もなかなかオシャレで良い感じです。

拠点の人々にキャラ付けがなされた点については、個人的には「どちらでもいいかな」という感想です。
キャラクターが魅力的だからとか、声優さんが声を入れてくれているから、という理由で『モンスターハンター』を買おうとは思わないです。あくまでハンティングアクションを楽しみたいので。
ただ、今後もこういう方向性なら、ハンターさんは過去作くらいの無口な感じも選べるようになると嬉しいかなーと思いました。掛け声とかは言ってほしいので、ボイスをオフにしたくはないんですが、ちょっとしゃべりすぎかなと。「くるぞ!」とか「警戒しろ!」とかで強攻撃くるんだなとか、わかりやすくて良いんですけどね。
ついでに物語についても、モガの村あたりからストーリー感が強くなりましたが、ポッケ村くらいの薄い感じでいいのになーと思ってます。
このあたりの好みは人によりそうですね。