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【オリーブダウン】牧場物語シリーズ完全新作発売!再ミネとの違いは?【レビュー】

2021/03/19

スイッチで待望の完全新作

牧場物語シリーズの完全新作『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』が発売されました!
基本情報は以下の通りです。

タイトル:牧場物語 オリーブタウンと希望の大地
ハード :Nintendo Switch
発売日 :2021年2月25日(木)
価格  :5,980円+税

牧場物語シリーズ大好きです!
一番思い出深い作品は『ミネラルタウンの仲間たち』で、前作のリメイク版『再会のミネラルタウン』も、色々思うところはありつつもなんだかんだ楽しませていただいております。

今作は25周年記念のシリーズ完全新作、しかもスイッチでの発売ということで、すごく楽しみにしてました。
割引につられて、予約でエキスパンション・パスセットのダウンロード版を購入。
とりあえず1年目春の月18日まで進めたので、所感を残しておこうと思います。
もっと進めていって印象が変わったら、また追記します。

どんな感じだったか、最初にざっくりとお伝えしておくと、そもそも牧場物語のシステムが好きなので面白いけど、とても出来が良いとは言えない作品でした。

だいぶ辛辣なことも書いてしまいましたので、この作品を楽しんでいる方にとって、不愉快に感じる内容になっているかもしれません。その点はあらかじめご了承ください。

『牧場物語』ってどんなゲーム?

ジャンルとしては、ざっくり言うと「牧場経営シミュレーションゲーム」になります。
主人公たるプレイヤーは牧場主となり、舞台となる町の住人として、日々を過ごしていきます。

経営シミュレーションとしてはかなりライトで、ただただ牧場経営をするわけではなく、町の人たちと交流して仲良くなったり、ペットと過ごしたり、釣りを楽しんだり、鉱山にもぐって採掘してみたり……と、できることはたくさんあります。
特に、町の人たちとの交流は大事な要素の一つで、恋愛に発展し、さらには結婚・出産・子供の成長まで体験できちゃいます。(※ただし、本作『オリーブタウンと希望の大地』では「出産」の要素はありません。)

ちなみに、「牧場物語」というタイトル的に牛や羊を育てる「牧畜」をまず想像しそうですが、真っ先に行うのは畑で作物を育てる「農耕」だったりします。

本作『オリーブタウンと希望の大地』の特徴

プロローグ

・・・

オリーブタウン。
昔、おじちゃんが仲間たちと開拓した街。

子どもの頃に聞かせてくれた、
仲間たちとの話はどれも輝いていた。

大人になったら、
オリーブタウンに住むのがずっと夢だった。

・・・

そんな導入から、この牧場物語は始まります。
主人公は愛車(バイク)で山越え谷越え、憧れのオリーブタウンへと旅立ち、かつておじいちゃんが住んでいた土地に移り住むことになります。

難易度選択

再ミネでもあった難易度選択が本作にもあります。
選べるのは「やさしいモード」と「ふつうモード」のどちらか。
「やさしいモード」はいろいろ補正がかかって遊びやすくなります。
牧物初心者の方や、さっくり遊びたい方は「やさしいモード」で始めてみるのもアリかと。
ちなみに難易度はいつでも変更できます。

プレイヤーキャラエディット

本作ではプレイヤーキャラクターの見た目を変更できるようになっています。
(再ミネでは男2種類・女2種類の中から選択でした。)
変更できる項目は、「顔立ち」「肌の色」「右目の色」「左目の色」「髪型」「髪色」「ボイス」「モーション」「洋服」。結構種類があって、しかもなかなか可愛いです。

開拓

本作『オリーブタウンと希望の大地』のコンセプトはずばり開拓
荒れ果てた牧場を、自らの手で切り拓き、行動範囲を広げ、できることを増やしていく。それが本作の醍醐味となっています。
本作では、木の伐採や岩の破壊、草刈りに加え、新たに「かいぼり」と呼ばれる水溜りを除去する作業が追加されました。

クラフト

マイクラではお馴染み、あつ森ではDIYとして親しまれている、あの物作り機能が牧場物語にも導入されました。
牧場物語のクラフトは、作業台が必要なく、いつでもどこでもすぐできちゃうので大変お手軽です。

前作『再会のミネラルタウン』との違い

立ち絵がない

これは事前情報でも出ていたので知っている方も多いかと思いますが、本作では立ち絵が廃止されています。
わかってはいたんですが、やっぱりちょっと寂しいですね。

ボイスがついた

住人に話しかけると、「はーい」とか「あぁ」とか「おぉー」とか、一言だけしゃべるようになりました。
主人公も動作の度に「えいっ」とか「よいしょー」とかしゃべります。
声を担当したのは専門学校の学生さんみたいです。(学校の方のWebサイトのニュースに書かれてます。)
たった一言だけなので自分はそこまで気になりませんが、派生作品のルンファクが豪華声優陣なので、同じものを期待するとがっかりしてしまうかもしれません。
ちなみにボイスをオフにすることも可能です。

走れない(常に走ってる)

移動のスピードを変える機能がなくなりました。
再ミネのときにはあったオートランもなくなり、その関係で“すり抜け”ができなくなってしまったので、気を付けないと詰みます。

口笛の廃止

再ミネでは、口笛を吹くと、近くを歩いている住人が立ち止まってくれたり、馬が近くまで寄ってきてくれたりしたのですが、本作ではそのような機能はないみたいです。

疲労度の廃止

再ミネでは「体力」の他に「疲労度」のパラメータが存在したのですが、本作では廃止されています。
これを良しとするか悪しとするかは人によるかもしれませんが、個人的には単純でわかりやすいので、なくてもいいかなぁと思います。

装備(道具)とアイテムが共通枠に

今までは、装備(道具)枠とアイテム枠は別だったのですが、本作では共通になりました。
マイクラのような感じです。

乳搾り器・毛刈りバサミ・ブラシの廃止

乳搾り器や毛刈りバサミを使わずともミルクや毛をとれるようになりました。
ブラシもなくなり、Aボタンだけで全てが完結します。
これも、良しとするか悪しとするかは人によりそうですね。
個人的には、そこまで簡略化しなくても、と思ってしまいました。
枠を圧迫するので道具入れとアイテム入れは別にしてほしいですが、道具も何も使わずAボタンを押すのみでは、お世話してる感がすこぶる薄い気がして、ちょっと寂しいです。

作物祭・動物祭の廃止

本作では年間行事が8つのみで、作物祭・動物祭が廃止されています。
作物や副産物の「品質」の要素はあり、品質が上がると出荷額が上がります。

採掘場にワルモノが出現

採掘場に、ぶつかると体力が減少する謎のモグラが出現するようになりました。
こういったオジャマキャラは、再ミネには出てきませんでしたが、過去作の中には登場するものもあったように思います。

釣りの仕様

タイミングゲーではなくなり、ちょっとした魚との駆け引きが必要になりました。

コロボックルからコロポンに

今までコロボックルたちが担っていた不思議な精霊ポジションが、コロポンと呼ばれる謎の生物に取って代わられました。ちなみにこのコロポン、牧場仕事をお手伝いしてくれるわけではなく、素材やら種やら料理やらをくれる存在みたいです。

1ヶ月が28日間に

再ミネでは30日まであったのですが、本作では1ヶ月が28日間になりました。
毎年曜日が変わらないので、予定を立てやすいかもしれませんね。

ちなみに、毎月13日が金曜日になるんですが、これはいいんでしょうか。
13日の金曜日が不吉とされる考え方は、あまり日本人には馴染みがないですが、英語圏の方がどう思われるのかなと、ちょっと気になってしまいました。ゲームの話ですし、そんなに気にしないものですかね。(スターデューバレーも1ヶ月28日間でしたが、月曜始まりだったので13日は土曜日だったんですよね。)

気になる点

重すぎ問題

とにかくロードが長いです。牧場から街への移動で20秒前後、街から牧場への移動で10秒強、住宅の中に入ったり2階に移動するだけでも2, 3秒のロードを挟みます。
3月16日のアップデートで多少改善され、牧場から街への移動が10秒強〜20秒弱、街から牧場への移動が10秒弱、住宅への移動が1秒前後に短縮されました。(それでもまだ長いですが。)

そしてカクつきます。年間行事で住民が広場に集まっているだけでカクつきます。何がそんなに高負荷なのか謎です。自分の牧場は、まだメーカー5つくらいしか置いてないので今のところ大丈夫ですが、道を敷いたり、メーカーをもっと設置したりするとガックガクになっちゃうみたいです。台風の日もやばいとか。

任天堂と比べるのはさすがに酷かもしれませんが、オープンワールドでシームレスなBotWや、水の描写がとても美しいマリオデではこんなふうに感じたことありませんでした。

雑すぎ問題1 おままごとかな?

エア受け渡し&受け取りって……。
プレイヤーの想像力で補完しろってことでしょうか。
汎用アイテムのグラフィックスすらないなんて、今時なかなか見ませんね。
スマホゲームやフリーゲームなら仕方ないなと思いますけど……。

雑すぎ問題2 一行テキスト

仮テキストのままってわけではないですよね……?
すぐ横に立ってるのに一言一句違わぬセリフで、一瞬「あれ?」ってなりました。
「こんにちは。」のみで終わる会話も多く、ちょっと寂しいです。

雑すぎ問題3 箸も使ってほしい

これはちょっと細かすぎるかもしれませんが、畳に土足ってどうなんでしょう……。
妖怪ウォッチとか、家に入る時ちゃんと靴を脱いで上がってましたよ。

雑すぎ問題4 実体はない。プログラムだから

再ミネでもそうでしたけど、外にいたのに家の中に入ったらなぜかいるのも、不自然とか、おかしいとか、誰も感じてくれなかったんでしょうか。
ゲームだからしょうがないんでしょうけど。

雑すぎ問題5 記憶もない。プログラムだから

初対面でいきなり「あなたは釣りをしたことがない人?」って釣竿渡してきて、その後話しかけると普通に「はじめまして」って自己紹介するの、変じゃないですか?
GBAのミネなかですら、初対面のときにイベントが起こったら自己紹介から始まるセリフが追加されてたんですが……。

全体的な感想

牧場物語をリスペクトして作られたというインディーズゲーム『スターデューバレー』の3D版、と考えると、イメージしやすいかと思います。(安直に逆輸入しまくってます。)

とにかく全体的に作り込みが甘い印象です。
再ミネの時にも感じた配慮のなさをそのまま引き継いで、最近流行ったゲームの要素を詰め込んだ、といったところでしょうか。25周年記念として出すために大急ぎで作られたのかもしれません。

とはいえ、牧場物語のシステムはそのままです。
畑で作物を育てて、動物の世話をして、鉱山で鉱石を入手して、道具を強化して、より効率的に作業できるようにして……、と、当然ながら今までの『牧場物語』の流れを踏襲しています。
そこに『スターデューバレー』や『あつまれ どうぶつの森』のような開拓・クラフト要素が追加されています。
交流の薄さや、エディットの不自由さ・クラフトの不便さはありますが、上記のゲームが好きな方は、楽しめるではないでしょうか。

ただ、今まで牧場物語シリーズをプレイしてきて、没入感や町の人との交流に重きを置いているプレイヤーには、あまりおすすめできません。「こんにちは。」とオール魚料理と雑すぎるフラグ管理で心が折れます。なんなら怒りが込み上げます。
また、ロードが長かったり、カクついたり、エラーで落ちたり、といったことが我慢ならない方にもおすすめできません。バグも多く、「セーブデータが破損した」といった報告も、他のゲームと比べると多めに報告されているみたいです。

どうしても今すぐやりたい!というわけではないなら、「アップデートで改善していく」と、牧場物語の公式ツイッターでプロデューサーさんがメッセージを出してくれているので、アップデートを待った方がいいと思います。
段階的に配信されるダウンロードコンテンツが8月まであるので、少なくともそのあたりまでは改善アップデートを続けてくれると思われます。ちなみに、次のアップデートは4月中旬を予定しているみたいです。

さいごに

牧場物語シリーズではじめて遊んだのは『ミネラルタウンの仲間たち』でした。
それ以降の作品は、携帯ゲーム機のものは大体持っています。
『ハーベストムーン ボーイ&ガール』『コロボックルステーション』『キミと育つ島』『キラキラ太陽と仲間たち』『ふたごの村』『はじまりの大地』『つながる新天地』『3つの里の大切な友だち』、そして『再会のミネラルタウン』。『ルーンファクトリー』は1だけプレイしました。

ミネ仲以降で特に好きだったのは『はじまりの大地』と『キラキラ太陽の仲間たち』です。
はじ大は、町を自由にエディットできたので、よく行くところを牧場の近くに設置できて便利でしたね。逆告白とか恋人期間があったりして、恋愛要素もかなり充実していた気がします。たしか庭?か何かの品評会的なものが定期的に開催されて、だいぶ辛辣なこと言われたような。最終的に見た目どうこうではなく物を敷き詰めれば高評価になって「なんじゃいw」って思った記憶があります。
キラ太は、RSE以降のポケモンみたいに、選ばなかった方の性別の主人公が結婚候補として登場したのが印象的でした。マルクとチェルシーすごく好きだったんですよね。可愛かったなぁ。
どれだったか忘れちゃいましたが、空腹度とか鮮度の要素が加わったり、光量とか水の量とかを気にしないといけなくなったりして、攻略本にお世話になりっぱなしだった作品とかもありました。懐かしい。

なぜか『3つの里の大切な友だち』だけ全然記憶になかったのでソフトを探してみたら、買っただけでプレイしてませんでした……。いろんなゲームの発売が重なったりして、タイミングを逃してしまったのかも。これを機にプレイしてみようかなぁ。
セールで買ったルンファク4spも積みゲーになってしまっているんですよね。
「約束された神ゲー」なんて言われていますし、5発売前にやっておきたいですね。